今朝は小松島市田浦町中西に新築された「虚空蔵菩薩庵」の竣工式にお招き戴き
行ってきました。

田浦町には文化財が多く残っており、四国横断自動車道の建設工事の際にも埋蔵
文化財が多く採取されました。

田浦町は人口2000人あまりですが、神社が4つもあり、辻々には仏像が建立されて
います。

これはこの地方が勝浦川の洪水により苦労してきた先人達が治水を祈って建てられた
のではないかと推測されています。

この地に住む八木さんから古い仏像があるので県で鑑定してくれないかとの依頼を受け、
教育委員会教育文化政策課に依頼したところ、京都の佛教大学の教授にご依頼戴き、
昨年12月に徳島まで鑑定に来て下さいました。

調査の結果、「虚空蔵菩薩像」は木造寄木造の江戸時代初期の良い造りで,専門の仏師の
作品ではないかとのことでした。かなり精密な造りで、特に仏像の頭髪部は、一本一本の
髪を表現している点はとても珍しいとの評価をして頂きました。

4体の仏像があるのですが、それぞれ製作年代が異なりますが、江戸期初期から末期の
作品だそうです。

まさに「温故知新」ですね!

文化財の継承は、歴史をひもとき地域の古くからの生活様式を知ることが出来、先人達の
ご苦労の下成り立っている地域を次世代に伝えることが出来るし、これからの生活の仕方も
教わります。

文化財の保存はすなわち、先祖を重んずることにつながるのではないかと思います。

これこそが日本人の精神です。

文化財の保存・継承がこれからの文化の向上と地域の繁栄につながることをご祈念致します。

虚空蔵菩薩安置式 1

虚空蔵菩薩安置式 2

虚空蔵菩薩安置式 3




2014.06.29 Sun l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top