「公益社団法人 全国鉄筋工事業協会 創立50周年記念式典」が11月5日、東京の
グランドアーク半蔵門に於いて開催されました。

私は徳島県鉄筋工事業協会の顧問をしているので、全国の専門工事業者の現状調査
及び意見交換をするために参加してきました。

全国から600人ほどの鉄筋工事業に携わる方が参加して、華々しく開催されました。

岩田副会長の開会宣言のあと、内山会長の挨拶、来賓祝辞、功労者表彰に続き、
職人達の未来予想図2と題し、「建設業界の動きを、職人は実際にどう考えているのか」
というテーマで寸劇が披露されました。

建設業では、下請を中心に、法令によって加入が義務付けられている健康、厚生年金、
雇用の各保険(社会保険など)について、企業の未加入、労働者の未加入などによって、
法定福利費を適正に負担しない未加入企業が多数存在しています。

鉄筋工事業協会の会員企業へのアンケート調査によれば、加入率は一次企業で84.6%
二次企業では33.7%、全体で58.2%だそうです。

社会保険などへの未加入は、技能労働者の処遇の低下など就労環境を悪化させ、若年
入職者が減少する一因となっています。そして、若年入職者の減少により、経験の積み
重ねによって磨かれる技能を熟練者から若者へと継承することが困難となり、建設業
自体の持続的発展が妨げられることになります。

職人さんは日給月給が多く、公共工事の労務単価が3年連続で引き上げられてはいますが、
鉄筋工事業者で平均一日12,000円で、年間220日働いたとしても、2,640,000円に
しかなりません

子どもを理系の私立大学へ行かせた場合、授業料が年間約1,200,000円、仕送りが
月に10万円としても年間1,200,000円で両方で2,400,000円もかかります。

すなわち職人さんの給料では子どもを大学に進学させられないことになります。

「もの造り」に携わる人は「職人気質」という言葉で代表されるように、きまじめで妥協する
ことなく、安全で安心な構造物を社会に提供しようと、自らの技術や技量を磨き頑張って
います。

真面目に頑張っている人達が報われる社会こそが、真のものづくり日本の姿ではないで
しょうか?

標準見積書の活用による適正単価や適正工期での発注、社会保険の加入促進等の
建設技術者・技能者の処遇改善、職業教育訓練等により、10年後の建設業のあるべき
姿をしっかりと描き、担い手の育成を含め建設業に従事する企業が継続して事業ができる
仕組み作りを考えてゆかねばならないなぁと実感しました。

今までは、建設業は「きつい・汚い・危険」の3Kと言われていましたが、これからは
「給料が良い・休暇がある・希望がある」の新3Kを実現するよう、業界が同じベクトルに
向かって改革して行きましょう!

建設業界の明るい未来のためにこれからもしっかりと勉強し、支援したいと思います!

全国鉄筋工事業協会創立50周年記念式典 1

全国鉄筋工事業協会創立50周年記念式典 2

全国鉄筋工事業協会創立50周年記念式典 3

全国鉄筋工事業協会創立50周年記念式典 4

全国鉄筋工事業協会創立50周年記念式典 5

2015.11.06 Fri l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top